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1892年、マルクス・ブリューワーがオーストリアのウィーンでネクタイ製造の歴史の最初期に創業しました。当時、ウィーンはヨーロッパのファッションの中心地でした。
1930年代には、息子のエリックやジュリアス・ブリューワーが経営に加わりました。その後、1938年にベルギーに工場を設立しましたが第二次世界大戦の影響で工場を閉鎖せざるを得ませんでした。
1946年、ベルギーのブリュッセルを本拠地として経営再開しましたが、事業は軌道に乗りませんでした。
第二次世界大戦終結後の1951年にブリューワーはベルギーを離れて、フランスのニースに拠点を移しました。
1951年にエリック・ブリューワーが世に送り出したコレクションは、フランスを始めとする国際市場で大きな注目を集めました。
当時、最新のネクタイ製造設備をと独自のデザインセンスで、ブリューワーは戦後のファッション市場で存在感を増していきました。
1962年にはフランスのリヨンに自社所有の織り工場を持つようになりました。
1974年にエリックの息子であるアラン・ブリューワー氏とウォルター・ブリューワー氏が経営に携わります。
今でも家族経営の伝統を継承し続けています。
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ブリューワーのネクタイはフランスでデザインされ、イタリアの工場で製造されています。
ネクタイの表地と芯地を留める閂止めや、ネクタイの裏側を縦断するスリップステッチはすべてハンドメイドで行われています。
ネクタイの柄の位置まで考慮して行なわれる生地の裁断は見事です。
ブリューワーは肉厚の生地と芯地にこだわって、締めやすく、バランスの良いボリューム感を生みだす肉厚の生地を採用しています。ウールやリネンなど、シルク素材以外のネクタイも多く作っています。
ネクタイの品質表示も織りの種類を区別しているほど生地にはこだわっています。
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フランスのブランドらしいエスプリとエレガンスを表現することもブリューワーのブランド魂です。
美しい発色という点でもブリューワーは際立った存在です。
本拠を構えるフランス・ニースの美しい海や太陽、南フランスの果実を表現したトロピカルカラー、地中海を思わせる鮮やかなブルーの発色はブリューワーが最も得意とするところです。
フランス産の生地と、フランスで考案されたデザインをもとに、イタリアで製造することで、最高級の発色の良さを実現しています。
ネクタイのデザインそのものは奇抜なものはなく、レジメンタルや小紋柄、ペイズリー柄などクラシックな柄が多いです。
でも、その発色の良さと、肉厚なシルクの織りによる結び目の美しさによって他ブランドにはないブリューワー独自のアイデンティティを確立しています。
ブリューワーのデザインセンスは南フランス独特のトロピカルカラーと、アメリカ的なトラディショナルをうまく組み合わせています。
右下がりのレジメンタル・タイもアメリカブランドのような強いコントラストではなく、色味を上品におさえた優しい配色が特徴です。
世界最古級のネクタイブランドであるブリューワーは、創業から125年以上経ってなお、グローバルな発展を続け、世界じゅうの紳士から愛されています。
ブリューワーが作る蝶ネクタイはフランスらしく、大きめのバタフライが多いですね。
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フランスらしい美しい色使いが特徴のブリューワー。
トロピカルカラーが多いので春夏のネクタイとして人気がありますが、ベーシックな色柄のネクタイも、もれなく名品揃いです。
イタリア流のはっきりとした色使いでも、英国の伝統的なダークカラーでもない、フランスのブランドならではのエスプリが魅力です。
フランス人は白シャツが好きなので、ブリューワーのネクタイも白シャツに映えるシンプルなデザインになっています。
それで、ブリューワーのネクタイが好きな人は白シャツも好きな印象です。
さっぱりと綺麗目なコーディネートが好きな人におすすめのネクタイブランドです。
アメリカ的な雰囲気もあるので、アメトラ好きな人にもおすすめできますし、もちろんフレンチ好きにも大定番のブランドです。
なぜブリューワーのネクタイが世界中の紳士に愛されるのか?
それは、ブリューワーが独自の色彩センスで南フランスをネクタイに描いているからです。
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