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創業者のマーク・スターンは、3代続く高級紳士服製造の家に生まれ、10代のうちから家業を手伝っていました。
17歳の時、それまでいた製造の現場を離れ、デザインコレクションを創り出すチャールズ・ヒル氏の元で修業を積み、ターンブル&アッサーのネクタイ部門の責任者兼デザインとマーケティング部門のディレクターを務めました。
ゲイリー・シーワードは16歳の時に、英国で最も古いとされる1908年創業のネクタイメーカー、ジョンコンフォートで働き、その後は数々のブランドで働いた経歴の持ち主です。
2000年に2人はターンブル&アッサーで出会い、2003年にロンドンでVII FOLD社(セブンフォールド社)を設立、シーワード&スターンを立ち上げることとなりました。
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シーワード&スターンは歴史が浅い英国ブランドでありながら、20世紀初頭に遡るセブンフォールドなどの伝統的手法を取り入れているのが特徴です。
ネクタイに使用する生地は、世界有数のシルク産地である英国東部のサフォークにある織り元、ヴァナーズ社やスティーブン・ウォルターズ&サンズ社のシルク生地です。
中でもヴァナーズ社が誇る350エンドのシルク生地は、1インチ当たり350本の経糸を密に打ち込んでおり、張りと強い腰が特徴です。
標準的なネクタイ用のシルク生地の経糸の打ち込みは1インチ当たり250本ほどです。
プリント生地は、シルク生地生産で名高い地域で1700年代から創業しているアダムリー社のハンドプリント生地を使用しています。
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シーワード&スターンのネクタイは、独自のデザインと配色の素晴らしさも魅力のひとつです。現代的で大胆なネクタイの配色が、首元で品良く個性を演出します。
シーワード&スターンのブランドカラーはパープルとピンクです。
シーワード&スターンは茶目っ気たっぷりにネクタイのどこかにこの2色を隠しています。
例えば、ネクタイの大剣と小剣の裏にはこの2色がデザインされています。
毎シーズン、ネクタイの表地にもパープルとピンクを濃度を変えて配色しているので、生地の発色には強いこだわりをもっています。
英国のスーツはトラディショナルなグレーやネイビーが多いので、せめてネクタイで個性を発揮させたいとの思いで、大胆なストライプ柄や幾何学模様に挑戦しています。
英国人がド派手な靴下を履くのもスーツが地味だからかもしれません。
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英国ブランドであるシーワード&スターンは当然のごとく、蝶ネクタイも生産しています。
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英国のネクタイ作りに精通したシーワード氏とスターン氏が手掛けるブランド、シーワード&スターン。
モダンな英国らしい色気と伝統を兼ね備えたブランドです。
けっこう派手目な配色と柄が多い印象ですね。
他の英国ブランドにはない独特な個性を発揮したい人におすすめのブランドです。
シーワード&スターンのネクタイにはパープルとピンクが隠されています。それは創業者の矜持であり、モダンな英国気質を表現するためのブランドカラーなのです。
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